このプロジェクトのドキュメント本がまもなく完成します!
– – – – –
アトレウス家というのは、古代ギリシャの神話や演劇に登場する家族の名前です。二〇一〇年から三年間、東京都の文化事業である「東京アートポイント計画」のなかで、この家族の物語を利用したプロジェクトをおこなってきました。……この本は、その三年間の活動の記録です。もう少し厳密にいえば、「何をしたか」の記録というよりも、この活動をとおして「こんなことを考えた」という記録です。(「はじめに」より)
『アトレウス家の建て方』
著者:長島確
編集:佐藤慎也
写真:冨田了平
デザイン:福岡泰隆
発行:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化発信プロジェクト室
発行日:2013年3月28日
四六版 並製本 160ページ
目次
はじめに
墨田区
パート1
東京のアトレウス家
家を求む
ふたつのレイヤー
ロゴは一〇〇%白か黒
遠いものの連結
演劇を使う
映画
小津安二郎
つげ義春
ゴッドファーザー
つげ その二
キャプション「事件の現場」
はじめから「旧」
空欄のある物語
昼と夜
花火大会の裏で
楽屋問題
家を戯曲のように読む
地元のひとと
劇場型の失敗
パート2
年間プランの変更
長谷川潾二郎
お正月
ギリシャ風おせち
複数の時間
入口のハードル
メネラオス
物を置く
チームについて
パート3×4
NL3D
ねこバス
ふたつの終点
小津 その二
二〇一一年三月十一日
二〇一一年三月十一日 その二
二〇一一年三月十一日 その三
二〇一一年三月十一日 その四
中止
豊島区
見えない戦争
向こうの島から豊かな島へ
読書
ドット・ジー・アール
いるのが稽古
部屋づくり
移動型コミュニティラジオ
いる/いる問題
構造=ホテル
絵のない絵本
スイッチ(観客の)
構造ゼミ
入口のハードル その二
失敗のチャンス
記録問題
三宅島
三宅島大学
くりかえしの世界
キャプション「東京都」
山手線と同スケール
遠くにいながら思う地図
地図のソース
スイッチ(自分たちの)
ハイファイの島
なれのはて
角度
開演時刻と観客
粘土
音声作品?
家に帰る
タルコフスキー
一本道
体感をガイドする
楽屋問題 その二
金で解決
誰のためか
パスを回す
溶岩
未来の話
作り方を作る